書名
コンビニたそがれ堂
作者
村山早紀
出版社
ポプラ社
定価
540円
【紹介】
温かい気持ちで泣けます。
ずっと後悔していること・・・・・・
大事な探し物が必ずそこにある・・・・・
区切りのつけられない気持ちがほぐれて昇華させてくれる。
昔、言いそびれた「さよなら」のかわりに、この本をあなたに。
書名
探偵・日暮旅人の探し物
作者
山口幸三郎
出版社
アスキーメディアワークス
定価
578円
【紹介】
僕の目は「愛」をみつけることだってできるのに。
目に見えないモノを視ることができる不思議な目を持つ探偵日暮旅人。
彼が探すのは犯人でもトリックでもなく、他人にとっては些細な、でも本人にとっては大事なモノ。
愛とか思い出とか。もしかしたら、心がほんのり暖かくなるかもしれない。
そんな気がするお話。
書名
ピスタチオ
作者
梨木香歩
出版社
筑摩書房
定価
1680円
【紹介】
何げない日常から すっーと アフリカを舞台にくりひろげられる物語。
しなやかな感性をきらめく文章が魅力的だ。
書名
悪魔祓い(文庫)
作者
ル・クレジオ
出版社
岩波書店
定価
1260円
【紹介】
インディオの世界を通して ル・クレジオ が沈黙と呪術、そして文明への呪詛という主題を追求した作品で、素晴らしい。
ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち
作者書名
バチカン奇跡調査官 黒の学院
作者
藤木稟
出版社
角川書店
定価
860円
【紹介】
角川ホラー文庫より発売中(現在5巻)のシリーズ第1作目。
天才科学者(かつ浮世離れしすぎた変人)の平賀と古文書・暗号解読(と料理等の家事)のエキスパートのロベルトというバチカン所属の2人の神父が申請された奇跡(と任務先で必ず巻き込まれる殺人事件)を調査し、解決するオカルトミステリー(ホラー文庫なのに)。主人公2人が神父であり、主な舞台が教会等キリスト教関係だったり色々オカルトチックだったりしますが知識が無くても大丈夫(たぶん)。本当は平賀についてたくさん語りたいことがあるけど文字数が。。。。
書名
ミミズクと夜の王
作者
紅玉いづき
出版社
アスキーメディアワークス
定価
557円
【紹介】
死にたがりの少女ミミズクが人間嫌いの魔物の王(通称:夜の王)との不器用で優しい愛を知る物語。ミミズクを本当の娘のように愛してくれるアンディとオリエッタ夫妻や四肢が不自由な息子を不器用にも愛する父であり国民を一番に考える王様など、様々な愛を紡ぐ物語でもあります。もしかしたら、涙腺が崩壊するかもしれません。飾り気のないまっすぐな文章が何とも言えない感動を呼ぶ優しいお話です。
◆ちなみにオススメの会話は王様とアンディの会話です。
「騎士の礼儀はどこへ行った」
「あの星の彼方かな」
「何をしに来た」
「昼寝」
「帰れ」
ね?面白そうでしょ?
書名
MAMA
作者
紅玉いづき
出版社
アスキーメディアワークス
【紹介】
落ちこぼれの魔術師トトが人食いの魔物と出会い”ホーイチ”と名付けたことから始まる物語。
「ねえ、ママってなに?」
「じゃあ、トトが貴方のママになってあげる」
彼女には不相応な使い魔ホーイチと親子のような友人のような恋人のような、そんな2人のどこか優しくどこか哀しい愛の話。
―トトにはホーイチしかいないの。そう信じ生きてきた彼女の周りには実は愛があふれていて。。。
「もしボクが死んだら。キミはそうして、ボクを思って泣いてくれるかい?」
「そうしたら、ボクの心をひとつ、持っていっても、構わないから。」
ミミズク同様、飾り気のないまっすぐな言葉で感動させてくれます。
書名
風の陰陽師
作者
きつね童子
出版社
ポプラ社
定価
672円
【紹介】
少年安倍晴明が肉親と別れ、数々の修行を重ね、一人前の陰陽師へと成長していく物語。
◆2010年第50回日本児童文学者協会賞
◆2009年第32回巌谷小波文学賞
児童文学とはいえ、ストーリーのひねりという人物描写といい。晴明ファンの大人が読んでも十分楽しめます。
書名
お茶が運ばれてくるまでに~A Book At Cafe~
作者
時雨沢恵一
出版社
アスキーメディアワークス
定価
557円
【紹介】
お茶が運ばれてくるまでの、ほんのひとときにドキリとする、ウルッとする、元気になる、そんな掌編はいかがでしょうか?眠るまでのひとときには『夜が運ばれてくるまでに~A Book In A Bed~』を。答えを探している あなたには『答えが運ばれてくるまでに~A Book without Answers~』をおすすめします。
書名
謎解きはディナーのあとで2
作者
東川篤哉
出版社
小学館
定価
1575円
【紹介】
令嬢刑事と御曹司警部の前に立ちはだかる事件の数々。執事の影山は、どんな推理で真相に迫るのか。
『失礼ながら、お嬢様は相変わらずアホでいらっしゃいますね。-いい意味で』
前作『謎解きはディナーのあとで』も好評発売中でございます。ドラマとは違うところも多々ございます。故にドラマをご覧になったお客様にもおすすめでございます。より強い毒を吐く執事の推理をぜひ堪能くださいませ。
書名
麒麟の翼
作者
東野圭吾
出版社
講談社
定価
1680円
【紹介】
寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった。大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。家族の在り方を問うた『赤い指』と人情を書くことに挑んだ『新参者』の両方の要素を取り入れた作品。自他ともに認めるシリーズ最高傑作!映画の公開は2012年1月28日ですよ!
書名
交換殺人には向かない夜
作者
東野圭吾
出版社
講談社
定価
680円
【紹介】
不倫調査中の私立探偵と、彼女に誘われデートすることになったその弟子と、殺人事件の捜査を行う刑事たち。これらは一見無関係に見えるが・・・。全編にちりばめられたギャグの裏に配された鮮やかな伏線!読み終わった後にはきっと思う。「(いろいろな意味で)騙された!」ってね。『密室の鍵貸します。』『密室に向かって撃て!』『完全犯罪に猫は何匹必要か』をこの順番に読んでから読むことをおすすめします。
書名
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
作者
増田俊也
出版社
新潮社
定価
2730円
【紹介】
15年無敗、13年連続日本一。
日本柔道史上 最強の男がプロレスに転身、当時、隆盛を極めた。日本プロレスのアングルにもがきながら、力道山との決戦を期に泥沼へと沈んでいく。
格闘技界の過去から現在を、木村政彦という「武人」を介して紡ぎ取った、渾身のドキュメント。
書名
ジェノサイド
作者
高野和明
出版社
角川書店
定価
1890円
【紹介】
やがて20世紀は世界を週末に染め終えた時、3・11に鮮烈な産声を叫び生まれた赤子、21世紀。
神話を越えた美しき残酷な聖戦の時代に、大学院生と傭兵は知に血を交し合い、創造への序曲を奏で始める。
「全部終わった」「ああ」
このミステリーすごい!2012年版 第1位
書名
ふがいない僕は空を見た
作者
窪美澄
出版社
新潮社
定価
1470円
【紹介】
ふがいない僕は空を見た、青空にちぎれた雲がなんだか日向の猫っぽかったんだ。
なさけなくもある僕は、いつでも空回りしちゃうソーゾーリョク君
そうかって・・・。
まいったまいった、やっぱりアイツの顔なんかにはみえないから。
書名
ステップファザー・ステップ
作者
宮部みゆき
出版社
講談社(青い鳥文庫)
【紹介】
中学生の双子が自分の家の屋根から落っこちた泥棒を捕獲し言い放つ。
「僕らの面倒見てくれない?」
「警察行きたくないでしょ?」
「お父さん」と。
プロの泥棒である俺(あんまり犯罪者らしくない名前。まともだもん。双子談)は仕方なくお父さんのふりをする。双子に振り回されながら暮らしていくうちに・・・。
講談社文庫のイラストは”コミック鋼の錬金術師”の作者荒川弘さん。
中学生に見えない双子のイラストは可愛すぎる!!
書名
晴天の迷いクジラ
作者
窪美澄
出版社
新潮社
【紹介】
やっと気付いた。
ただ「死ぬなよ」って、それだけ言えばよかったんだ。壊れかけた心をかかえて行き着いた海辺の村。
座礁したクジラは、品詞の雄叫びをあげながら湾を出て行った。
そして、僕は・・・・。
『ふがいない僕は空を見た』から一年半。窪美澄 待望の新作。
書名
ジーヴズの事件簿
作者
P.Gウッドハウス
出版社
文藝春秋
【紹介】
「ジーヴズ、おまえの知恵を貸してくれ」
大金持ちで気は優しいけどヘタレ
主人のバーティのショーもない厄介事を、切れ者執事ジーヴズが軽やかに解決する。テンポ溢れる二人の会話の妙に思わず(⌒~⌒)ニンマリ
『謎解きはディナー』のAmazonレビューが異様に低いのもこのシリーズのせい。
ダメ主人+有能執事の黄金パターンの本家はこれだ!
書名
ぶたぶた
作者
矢崎存美
出版社
徳間書店
定価
650円
【紹介】
ある時はベテランのベビーシッター!またある時はフランス料理のシェフ!
その正体「山崎ぶたぶた」そう、妻も子もある『ぬいぐるみ』
一見イロモノっぽいですが、さにあらず!切なく優しい名短編集です。
単に癒し系でくくられるのが、はばかれるクオリティの高さ。
『初恋』に始まって『桜色を探しに』で終わる、構成はまさに白眉。
心からちょっと疲れちゃってる人は必読!
ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件
作者天地明察 上・下(文庫版)
作者
カラット探偵事務所の事件簿 1
作者
いや~、スゴイ設定です。『火星の土方……』は死後火星に行っちゃいますが、こちらの沖田は死後タイムパトロールをしちゃいます。しかも、ギリシャで!!
ギリシャ神話の登場人物や神(?)に会い、ヘラクレスやアンネ・フランク、マタハリを仲間にする等開いた口が塞がらないような設定。
しかし、逸話と上手い具合に結びつけているのが面白いです。
たとえば、死ぬ直前の沖田が黒猫を斬ろうとして斬れなかったエピソードの使い方など、とっても上手い。